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「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」
を取材して

−住宅評論家 櫻井幸雄−

住宅評論家櫻井幸雄

1954年生まれ。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説で高評を得ている住宅評論家。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」(大村書店)を出版。以降も住宅関連書籍を多数出版。
毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。

01.

改めて考えたい、
世田谷区のマンションであることの価値

 「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」は、その名から分かる通り、世田谷区内の新築マンションだ。
世田谷では、大正末期から住宅エリアとして開発が本格的に始まった。
 首都圏の住宅地において、この「大正末期」は重要なキーワードとなる。
というのも、大正12年に起きた関東大震災を契機に、首都圏全域で地震に強い街づくりが始まったのが大正末期であるからだ。
渋谷区の松濤エリアも、JR中央線の国立も、西武池袋線の大泉学園も、同じく大正末期から住宅地としての開発が始まった。
 世田谷を含め、それらの地域は高台中心で地盤が固く、坂のないフラットな場所となる。地震に強いだけでなく、高齢になっても暮らしやすい。
 そのため、世田谷区は東京23区のなかでも、住宅地として高い人気を維持してきたのだが、10年ほど前、一時的に注目度が下がったことがあった。
理由は、東日本大震災の後、「武蔵野台地人気」が盛り上がり、マンション価格が高くなりすぎたから、と私は分析している。加えて、「利便性」重視で、都心湾岸エリアの超高層マンションの人気が高まった影響もあるだろう。
しかしながら、今は新たな動きが出ている。コロナ禍が起きて以降、環境重視でマンションを選ぶ人が増え、再び世田谷区の注目度が上がっているのだ。
 それについて、私はYahoo!ニュースで書かせていただいたことがある。
世田谷人気が復活? コロナ禍で中古マンション価格大幅上昇の首都圏30駅が明らかに(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e8d3e54ed36990039419b250d4c2f35fa8c77655)
興味がある方は参照いただきたい。
 今は、「世田谷人気の復活」がみられる。といっても、「爆発的な人気ぶり」というわけではない。地元の人が「住むなら、やはり世田谷」と認識を新たにしている状況と思える。
 その背景には、今なら、抑えた価格の新築マンションを見つけやすいことがありそうだ。

02.

駅から離れても、
買いたくなるマンションが多い

「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」は3LDKが5400万円台からの設定で、6000万円台、7000万円台で購入できる3LDKが多くなっている。
一時的な現象だろうが、「首都圏全体の新築マンション平均価格が1億円を超えた」などと報道されているなか、穏やかな価格設定といえる。その理由は、京王線「千歳烏山」駅から徒歩17分という立地特性にありそうだ。
じつは、駅から歩いて10分以上のマンションが多く分譲されるのは、世田谷区の特徴。そして、駅から離れた場所で、人気マンションが出やすいのもまた、世田谷区ならではの特徴といえる。
 理由としては、住宅地の懐が深く、駅から離れた場所まで住宅が続いていること。そして、駅から離れることを厭わない地域特性も影響しているだろう。
 駅から離れれば、周囲に緑が多くなる。さらに、世田谷区で駅から離れた場所には子育て世帯が多く住み、「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」の通学校となる世田谷区立給田小学校もクラス数が多くて活気がある。それを好ましく思う子育て世帯は決して少なくない。

北烏山もぐら公園(烏山プレーパーク)(徒歩2分・約150m)

マンションから徒歩2分の「北烏山もぐら公園」では、区のNPO法人により子供と遊ぶイベントも開かれるなど、子育て環境のよさを感じさせる要素は他にも多い。
だから、世田谷区では、駅から離れた場所で人気マンションが出やすいのだと私は解釈している。これ、案外知らない人が多い、世田谷区ならではの立地特性といえそうだ。
もちろん、駅に近い場所は分譲価格が高くなるため、駅から離れた場所で抑えた価格のマンションを買いたい、という現実的な理由もあるだろう。その際でも、「駅から離れても、世田谷区だったら、よいか」と思えてしまう。世田谷とは、そういう場所なのである。
ちなみに、「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」の場合、千歳烏山駅周辺に有料の自転車置き場が多いため、駅まで自転車で行きやすい。「徒歩17分」を解決する手段はあるわけだ。
 長所の多い世田谷区だが、一方で短所というか、多くの人が懸念を示す地域特性というものがある。そのことについても、知っておくべきだろう。

03.

世田谷区内には
幹線道路が多い、のだが……

 じつは、世田谷区内には交通量の多い道路が多い。東名高速道路に中央自動車道、国道246号線、目黒通り、青梅街道、環八に環七……幹線道路が多いので、道路に近いマンションの比率が高くなってしまう。
 といっても、幹線道路が目立つのは東京の都心部も同様。歴史が古く、便利な場所であれば、どうしたって交通量の多い道路が多くなってしまうものだ。
 では、幹線道路に近いマンションは、今、どのように評価されているのか。それについても、私は以下の記事をYahoo!ニュースに出させていただいた。
新築時価格から1.5倍に上昇する例も なぜ高速道路脇の中古マンションが人気に?(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6e1480f0f9b8b84471802c93c185c5259103fd81)
こちらも興味がある方は読んでいただきたいのだが、その主旨は以下の通り。
 「高速道路脇の環境は以前より改善されている。首都圏の一都三県では、03年以降、旧型式のディーゼルトラック・バスの乗り入れを禁止。ガソリン車に対する騒音や排ガスの規制も強まって、車全般がクリーンで静かになった。
 そうなると、高速道路から見えるマンションのイメージが変わってきた。夕暮れ時、高速道路を走る車から、いくつか明かりの付いたマンションの窓が見えると、こんな都心部に住んでいるのは、うらやましいと思ってしまう」(以上は、記事からの引用)。
 高速道路からよく見えるマンションは、21世紀に入ってから、憧れの目で眺められることが生じるようになったわけだ。
 「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」の場合、敷地南側に中央自動車道の高架がある。それだけで敬遠する人も出てきそうだが、当然ながら遮音対策がしっかり施されている。
 中央自動車道には高さ約3mの遮音壁が設けられているし、マンションの窓は遮音性の高いものが設置される。その効果がどれほど大きいかは、販売センターで確認することができる。

模型コーナー

二重サッシ体感コーナー

 さらに、建設地にも出向き、実際に高速道路の音や排気ガスの有無を確認していただきたい。私が最初に買ったマンションも高速道路に近かったのだが、何度も建設地に出向き、大丈夫と確認した上で購入を決断した。おかげで、生活が始まってから、後悔することはなかったのである。

04.

千歳烏山に暮らす、もうひとつの魅力

「千歳烏山」駅駅舎外観完成予想CG(※1)

 「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」の最寄り駅、「千歳烏山」は、京王線で11しかない特急停車駅のひとつだ。新宿駅から出発した特急電車は笹塚、明大前を経て千歳烏山駅に止まる。乗車時間は14分だ。
 一方で、特急停車駅のわりに、駅周辺は地味と思う人もいるだろう。駅周辺に商店街が発達しているため、買い物は便利だし、楽しいのだが、きらびやかな大型商業施設はない。駅の南口側と西口側の行き来も少々面倒だ。
同じ特急停車駅である調布駅周辺は再開発で大きく変わり、あんなに魅力的になっているのに、との思いが強くなる。
その思いに応える再開発計画がある。
2019年に複々線工事が完了した小田急線に続き、京王線では高架の工事が進行しているし、千歳烏山駅では駅周辺の再開発計画もある。実際の工事は始まっていないが、将来の楽しみが多いのは事実だろう。

05.

マンションが備える建物の魅力

「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」は、建物の質も高い。
まず、敷地は「四方接道」となる。マンションの敷地4辺が公道に面するわけで、住戸の独立性が高まるし、採光もよくなる。
外壁はタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりにはガラスを採用する。アースカラーを基調としたタイル張りは、シックで落ち着きがある。
このようにタイルとガラスを多用した外観は経年変化を起こしにくく、長く住み続けて風合いが増す。それは、建物の見栄えを上げ、中古として売るときも高評価のポイントになる。つまり、資産価値を維持しやすい外観になっているわけだ。

マテリアル

住戸は3LDKタイプを中心に一部4LDKが設定されている。
バルコニー側の柱を住戸の外に出すことで、室内の有効面積を拡大。ゆとりある広さを活かして、すべての住戸にウォークインクローゼットと納戸が付く。
このところ、首都圏では面積を圧縮するマンション住戸が目立つようになり、収納スペースも削減される傾向がある。そのなか、「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」では、収納率(専有面積における収納スペースの割合)が13%に達するプランもある。収納率が10%を超えると、「物入れが多いなあ」と思う。13%は驚きの数値である。
設備の仕様も高く、キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機が標準設置となり、最新のIoT機器も網羅される。

キッチンの天井はリビング・ダイニングと同じ高さに揃え、広さを演出。

生ごみを粉砕処理する
ディスポーザー(同仕様)

皿洗いの手間を軽減してくれる
食器洗い乾燥機(同仕様)

フルオープンタイプのキッチンを採用し、ゆとりを感じさせるリビング・ダイニング。

さらにプロ目線で高く評価したいのは、ゆとりを演出する特別な工夫が複数あることだ。
 まず、内蔵梁の採用で住戸内に下がり天井が少ない。そして、キッチン部分の天井が下がっていない(大部分がリビングダイニングと同じ高さの天井になっている)点と、キッチンが「フルオープン」タイプになっている点も高評価のポイントとなる。
 「キッチンの天井が高い」ことと「フルオープンのキッチン」を実現するのは、決して簡単なことではない。実現しにくいのだが、その開放感は大きい。
 「ヴィークステージ世田谷千歳烏山」は、上質な暮らしを実現するため、特別な工夫を凝らしたマンションでもある。

※1:出典:京王電鉄京王線公式ホームページ
※掲載の外観完成予想CGは、 計画段階の図面を基に描き起こしたもので、 実際とは多少異なります。 なお、外観の形状・色等は実際とは異なり、 今後施工上の理由等により計画に変更が生じる場合があります。 また、外観形状の細部および、敷地周囲の建物、 電柱、電線等につきましては一部表現を省略しています。
※「千歳烏山」駅 駅舎外観完成予想CGは現時点でのイメージであり、実際とは異なる場合があります。
※掲載のマテリアル写真は本物件に使用予定素材を撮影(2022年10月)したもので、実際の見え方とは異なります。また、マテリアルおよび植栽は計画段階のものであり、変更となる場合があります。
※掲載の室内写真は全てモデルルーム(C1タイプ)を撮影(2022年12月)したもので、タイプにより室内の形状・仕様等は異なります。また、有償オプション(申込期限有)を含みます。なお、家具、調度品などに関しては配置例を示したもので、販売価格には含まれません。